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ガス料金にも影響する、ガス導管の利用料とは

公開日:2017.02.21
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ガス料金にも影響する、ガス導管の利用料とは
ガス自由化が開始されますが、実はガス事業への新規参入を表明した事業者は、電力自由化の時と比べ、非常に少ない数となっています。 その理由の一つが、大手三社からガス導管を借りる際に支払う利用料の存在です。今後は、大手三社からガス導管部門の分離も行われる予定ですが、保全面ではどの様にするか、などの問題も残っています。

 

2017年4月より、電気に引き続きてガスの小売り自由化もスタートします。
都市ガス事業に、他の事業者の新規参入ができるようになり、都市ガスを契約する消費者も、地域ごとに定められている公営ガス事業者以外のガス事業者も、契約の選択肢に入れる事ができるようになります。
けれども、実は先に自由化がスタートになった電力事業に比べて、ガス事業に新規参入を表明している事業者はまだ数社しかありません。
電力事業と比べて、ガス事業には新規参入する際に、色々と障害となっている物があるので、「ガス事業に参入しても、採算が取れるか分からない為気軽に参入できない」と判断する事業者も多いのが原因となっています。
新規事業者のガス事業への新規参入を阻む障害となっているのが、「ガス導管」です。

 

必須のガス導管

 

都市ガス契約を行っている消費者の元へ、液化天然ガスであるLNGを届ける為には、ガス導管が必要になります。
そして、今この設備を持っているのは、公営ガス事業者の中の三社のみとなっています。
その為、2017年4月にガス事業へ新規参入する事業者は、大手三社のいずれかから導管を借りて、消費者へのガス供給を行う事になります。
そして、導管の利用料は導管の供給元である公営ガス大手三社に支払う必要があり、これは消費者のガス料金に上乗せされる形になります。
その為、利用者にとっては魅力的な料金プランなどを展開しても、結局導管の利用料金を料金に上乗せしなければいけない為、思ったよりも消費者へ安い料金でガス供給ができない、といった現状があるのです。
大手三社が政府に提示した料金よりも、実際に制定された導管の利用料金は低額になりましたが、それでも新規事業者の侵入を阻む要因となっているのは否めません。

 

導管分離で変わる可能性も

 

けれども、今後都市ガス大手三社からガス導管部門の分離も予定されています。
これにより、各事業者は独自でガスの導管を引いたり、導管部門の小売り会社が誕生するなどで、ガス事業へより多くの事業者が参入しやすくなり、ガス料金の全体的な値下げにも繋がります。
けれども、導管分離を行った後にも問題はあります。
現在は導管を持っている大手三社がガスの保全も一緒に行っていますが、導管分離後は保全は事業者が担当するのか、保全専用の事業者を作るのか、などの問題です。
まだ始まったばかりのガス自由化で、問題も残っていますが、今後の動向に気を付け、情報は常に得られるようにしましょう。

 

05ガス料金にも影響する

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