ガス自由化とは

ガス自由化とは

ガス料金の燃料費上昇を防ぐきっかけになるガス自由化

公開日:2017.03.02
facebookでシェア twitterでつぶやく
ガス料金の燃料費上昇を防ぐきっかけになるガス自由化
都市ガス契約者が使用している毎月のガス料金を決定する指標として、関わりが深いのが燃料費調整制度です。LNGの取引実績により、毎月のガス料金に補正が加わるこの制度も、ガス自由化によって事業者によっては撤廃される可能性も高いです。 ガス導管分離や、ガス小売り料金の規制撤廃も予定されており、ガス燃料費の不透明な上昇も抑制できます。

 

現在、都市ガスの使用契約を行っている家庭や事業者は、住んでいる所や事業所のある住所によって定められた公営ガス事業者と、自動的にガスの使用契約を結んでいます。
毎月、使用したガスの利用量や独自のプランによって、ガスの料金が設定されていますが、この料金を決める要素の一つに「燃料費調整制度」があります。
これは、液化天然ガスのLNGの取引価格によって、ガスの料金に一定の調整を加えた上で徴収する制度となっています。
決め方は、過去3か月間でのLNGの貿易取引状況を把握し、取引量や価格によって、ガスの料金にプラスかマイナスの補正を行うようになっています。
つまり、貿易取引が行われた実績価格が、基準燃料価格を上回った時には料金もプラスに、下回った時にはマイナスになる制度です。
その為、極端な価格でLNGの取引価格が上昇した場合には、この燃料費調節制度によって、料金が大幅に上乗せされてしまう可能性もあるのです。

 

ガス自由化によって変わる可能性

 

この、月々のガス料金の決定と密接な関係にある燃料費調整制度は、現在の公営ガス事業者が定めたものとなっています。
その為、2017年4月に開始が決定している、小口契約者向けのガス小売り自由化によって、この燃料費調整制度を撤廃する事業者も生まれる可能性もあります。
また、2017年4月のガス小売り自由化だけでなく、今後はガスの導管部門とガス事業者との分離も予定されているので、事業者が独自にガス導管を取得したり、導管部門の専門事業者が生まれる可能性も高いです。
また、同時にガスの小売価格の規定撤廃も行われる予定となっています。
それにより、不必要な燃料費上昇の可能性はなくなり、更にガス料金が全体的に値下がりする事が期待されています。

 

ガス自由化の動向を見てみる

 

電力に続いて、ガス自由化も決定した事により、今まで無関心だった電気やガスの使用料金やプランを見直したり、事業者の乗り換えを検討してみたい、と考える人も多くなりました。
また、電力自由化になってから少し日が経ちましたが、今の時点ではまだ様子見で、既存の契約をそのまま続けていた家庭や事業所でも、ガス自由化と一緒に、電気などの他のインフラ関係の料金や事業者の見直しをしてみる、という可能性も高いです。
ガスの小売自由化だけで終わりでなく、今後日本のガス市場の仕組み自体が変わろうとしているので、今後も料金プランや新しい事業者の登場、そしてガス料金の在り方について、積極的に情報を収集しましょう。

 

08ガス料金の燃料費上

facebookでシェア twitterでつぶやく